退職を真剣に意識し始めたのは、ちょうど10年前。
私が40歳になった頃でした。
子どもたちも成長し、なんとなく将来の進路が見えてきた時期。
上の子は卒業を迎え、大学や専門学校への進学を控えていて、
下の子も同じく進学や就職が見えてきた頃でした。
公務員という“超安定職”のメリット
公務員の最大のメリットは、よほどのことをしない限りクビにならないこと。
そして金銭的な安定があることです。
給料が遅れることは絶対にないし、残業代だってきちんと請求すれば支払われます(笑)
この「将来の見通しが立てやすい」というのが、まさにTHE 公務員ですよね。
さらに、公務員は金融機関からの信頼も厚く、多少のオーバーローンも認められます。
若い頃は給料が低い中、車や住宅ローンの支払いに追われる日々でしたが、
なんとかやりくりできていました。
退職を意識したきっかけ
上の子が高校に進学、下の子が中学に入学。
子育てもある程度の目処がつきそうになった頃、私は退職を考え始めました。
勤続30数年での退職金は約1,600万円。
税金や社会保険料などの控除を引くと、手元に残るのは約1,300万円ほど。
退職金の額は自治体や勤続年数、給料表によって異なりますが、
「これだけあれば十分」と思うか「老後やこれからの生活には足りない」と思うかは人それぞれ。
ただ一つ言えるのは、公務員を辞めるというのは生活の安定を大きく揺るがす決断だということです。
安定を捨てる覚悟と不安
退職後の生活費、生命保険、医療保険、年金…。
これから見直さなければならないことは山ほどあります。
そして、退職を決断したものの、日が近づくにつれて不安はどんどん大きくなっていきました。
「本当に辞めて大丈夫かな…」
そんなことを毎日考えながら、これからの生活設計と向き合っています。
その安定を捨てたのだ…と毎日毎日、退職後の生活費について考えながら生活を送っています。生活費、生命保険など、これから見直しが必要なことがたくさんあります。
そういったことも含め熟慮の結果、退職を決断したのですが、いざ実際に退職日が近づいてきたら不安だらけな毎日です。
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